不動産基礎知識で覚えておきたい空き家とは?
住まいになっているマンションや一戸建てなど、何らかの理由で売却をするときには仲介業者を通じて販売活動を行って貰い売るといった流れが一般的です。しかし、相続した家など空き家になっているものはボロボロのもの、昭和の時代に建築が行われていて現代の建築基準法に即さない再建築不可などの場合は仲介では難しいこともあります。
そもそも空き家とは何を意味するのか、これも売却する上では重要な要素になります。空き家とは、文字通り誰も住んでいない状態の家を意味するわけですが、その期間が長くなるほど家は傷みやすくなるので、築年数がそれほど経過していない場合でも空き家の期間で売却価格が変わることを把握しておきましょう。
また、不動産の売却には税金がかかります。以下に参考ページも記載しておきますので、事前に大体どのくらいの税金がかかるのか調べておくことをおすすめします。
【 参考ページ 】空き家の買取なら空き家パス – 不動産を売却したときにかかる税金
空き家買取をする時の流れ
まずは専門業者に査定の依頼をするためにメールや電話などで問い合わせます。直接現場に行き現地で査定を行ったり、周辺の相場から査定を行う机上査定を行ったりしてどの位の金額になるのかを調べます。おおよそ3日~1週間程で査定の結果が出ます。
その査定金額をもとに実際にはどの位で買ってくれるのか、具体的な打ち合わせを行っていきます。打ち合わせで内容に合意出来たら、契約日を決めて必要書類の準備をします。その後、業者が内容をまとめて必要書類を作成し、契約を行います。必要書類の手続き終了後、不動産業者に引き渡されます。引き渡しが終わったら、買取金額を受け取るという流れになります。
専門業者の売却方法を知っておきたい
現在は少子化が進んでいるため両親の住んでいた家が不要になり、空き家になってしまった人が少なくありません。
放置すると固定資産税が上がってしまったり、漏電などの火災、空き巣、建物の老朽化による倒壊などの原因になるため大変危険です。
専門業者に電話やメールなどで相談をすると、迅速で丁寧な応対なので安心です。
売却方法は、不動産業者から直接買取をしてもらう方法、専門業者に仲介をしてもらう方法などがあります。
住み慣れた家なのでなるべく高値で取引したい場合は、地元で評判の高い専門業者を探しておくことが大事です。
友人や知人などのアドバイスを受けたり、口コミ情報を収集しておくと良いでしょう。
空き家買取後の具体的な活用法
空き家買取後の活用法には、さまざまなものがあります。
一般的な活用法は、リフォームやリノベーションをしての販売です。
リフォームやリノベーションをして内装を整え、中古物件として販売する活用法は広く行われています。
一般的な住まいではなく、ワークショップやギャラリー、コミュニティスペースなどに活用したりする事例も近年では増加してきました。
空き家の状態が悪いときには、解体して駐車場ビジネスを始めたり、農地にして農業をする活用法も増加中です。
元の持ち主がそのまま住むケースもあります。
不動産業界には自宅に住みながら家を買い取りしてもらうリースバックと呼ばれるサービスがあり、老後の生活資金を確保するために利用する高齢者もいます。